「キャバレー」がブロードウェイに復活

トニー賞受賞のミュージカル「キャバレー」が、1966年のブロードハーストシアターでのオリジナル公演以来、ブロードウェイに4度目の公演で戻ってきます。ブロードウェイの最もクラシック作品のひとつである「キャバレー」は「X-メン」でカート・ワグナー役を演じたアラン・カミング、テレビシリーズ「ドーソンズ・クリーク」でジェン・リンドリー役を演じたミシェル・ウイリアムズ等のセレブリティを配役に迎えます。「キャバレー」はロンドン、カナダ、ブラジル、南アフリカ、オーストラリア、フランス、スペイン、ギリシア、南米等、世界各地で公演が行われている人気作品。プレビューはスタジオ54で3月21日から、本公演は4月24日からの予定。

「キャバレー」はナチスが台頭してきた1931年のベルリンの廃れたナイトクラブ「キットカットクラブ」を舞台にした物語。若い歌姫サリーはアメリカ人作家クリフォードと恋に落ちます。キットカットクラブのホストであるエムシーに常に監視され、政治、文化とも統制が敷かれていく状況でも二人の愛は徐々に育まれていきます。しかし蜜月にも終焉が訪れ、ナチスの弾圧でキャバレーの経営も危うくなります。

「キャバレー」は1972年にはライザ・ミネリがサリー役を演じて映画化され、アカデミー賞に輝きます。ライザ・ミネリの他には映画、ステージでもエムシー役を演じたジョエル・グレイが共演。オスカー1972年ベスト映画にノミネートされただけでなく、ゴールデン・グローブ賞も獲得。

ミュージカル「キャバレー」は今回1998年の公演で主演男優賞を受賞したスコットランド出身でトニー賞受賞のアラン・カミングをエムシー役で再起用、「ドーソンズ・クリーク」、「ブロークバック・マウンテン」、「マリリン7日間の恋」のミシェル・ウイリアムズがこの作品のスター、サリー役を演じます。また「キャバレー」のブロードウェイ・リバイバルを記念して1998年公演で監督を務めたサム・メンデス、振付のロブ・マーシャルが復帰、音楽はジョン・カンダーが作曲、フレッド・エブが作詞を手掛けます。

「キャバレー」はニューヨークで最も人気のあるミュージカル、ショーをお届けするザ・ブロードウェイ・コレクション、ブロードウェイ・インバウンドが取り扱う作品です。チケットはザ・ブロードウエイ・コレクション、ブロードウェイ・インバウンドの日本の提携パートナーを通じて手配いただくことが出来ます。